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礼拝
渡部 信

常盤台バプテスト教会 2024.8.25 主日礼拝 「良きおとずれ(福音)」渡部 信牧師【コリントの信徒への手紙 一 1章18~25節】(新共同訳 新約P.300)


礼拝出席カード



音声メッセージ

礼拝終了後掲載いたします。通信料が心配な方はこちらからご視聴ください。
礼拝プログラム
前奏                  
招詞       マタイによる福音書11章28〜30節 司式者
祈祷                        司式者
賛美    新生537番「重い荷をにない」1.2節
献金感謝            
聖書    コリントの信徒への手紙 一 1章18~25節
特別賛美  you raise me up
宣教    「良きおとずれ(福音)」渡部 信牧師
祈祷
賛美    新生372番「イエスの救い(A)] 1.2.4節
頌栄    新生669番「みさかえあれ(B)」
祝祷
後奏
宣教概要
 皆様おはようございます。今日は「良きおとずれ」と題して聖書からコリント人への手紙から学びましょう。

まず、聖書が語る「良きおとずれ」は「福音」と呼びます。英語で言いますとグッドニュースです。何が良いニュースかと申しますと、皆さんが今まで知らなかった良い知らせがありますという意味です。それは人生で一番、難問であった問題点が解決して、新しい人生が始まるということです。私たちの内なる人が新しく生まれ変わるということです。そして今日お伝えする内容は、聖書が伝えているキリストの十字架の救いについての福音です。
このコリント人への手紙を書いた使徒パウロという人物は、イエス・キリストや、ユダヤ教についてあまり知識のない地中海に住む外国の人々にこの福音を伝えた伝道者でした。彼がギリシャのアテネで、このキリストの十字架の死と復活を話すますと、人々はあざ笑って、キリストが死から復活した話など信じられないと言いました。ユダヤ教のユダヤ人たちでさえ、復活の証拠、しるしを求めたと書かれています。しかし、パウロはこう叫びます。「十字架の言葉は滅びゆく者には愚かなものですが、私たち救われる者には神の力です。」なぜ滅びゆくものに十字架の言葉は愚かなのでしょうか。お分かりになりますよね。救い主の最後が無力で、無残な殉教死で終わったからです。世を救う救世主としては何とみじめな最後でしょう。ですからその上その死んだキリストが復活したなど、正気の沙汰ではありません。でもこの使徒パウロという人はこの十字架の死と復活の救いは神が定めた救いのご計画であり、「知恵ある者を滅ぼし、悟りある者の悟りを退ける」ために定めたものであると語ったのです。「この十字架の救いを論じる論客はどこにいるのか、神は全ての知恵ある者、学問のある者を愚かにされたではないか。」それによって彼らが救いに与ることがないように神がなされたと言うのです。
 皆さんは、救い主であるキリストがどうして最後に死んでしまったのかと思われますか。果たして救いは未完了で挫折してしまったのでしょうか。そうではありません。キリストは自分自身の命を救うために十字架にかかったのではありません。逆に私たちを救うために死んでくださったのです。このような私たちを愛してやまない主イエス・キリストは私たちが罪と死の力によって滅びないで救われるために、死んでくださったのです。一体、このような救い主は歴史上どこにいたでしょうか。神の子の尊い身分を持つお方が、己を低くして、私たちのために死んでくださった。神の子自らが死の苦しみを通して私たちの罪を贖ってくださったのです。それではその罪と死の力とは一体何者なのでしょうか。それは悪の力はそこへと滅びの力であり、そこに陥れる力を持ち、人々は恐れるのです。サタンはこの力を利用して現在でも人々を欲によって支配しようとしています。けれども「全く愛は怖れを取り除く」と聖書に記されているように、神の愛によって、そのサタンの罪と死の力を打ち破り、その結果、神さまが約束された、自由でサタンの力から解放された永遠の命があることを証されました。それがキリストの復活の栄光です・・・・二度とサタンの奴隷とならないように。「神の愚かさは人よりも賢く、神の弱さは人よりも強いことを」信じる者となりましょう。